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宝成食品株式会社

「食べられる器」が常識を変える 逆境から生まれたサステナブルな新名物

2 飢餓をゼロに 3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 6 安全な水とトイレを世界中に 8 働きがいも 経済成長も 9 産業と技術革新の基盤を作ろう 11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任 つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を 14 海の豊かさを守ろう 17 パートナーシップで目標を達成しよう

2025年10⽉現在

器ごと食べるほたてグラタン

経緯・背景

当社では主にカニを原料とした加工製品を全国の卸売市場等に販売しています。主力製品のひとつに、カニの甲羅に「蟹身」や「かにみそ」などを盛り合わせた「甲羅盛り」があるのですが、コロナ禍のとき、原料として輸入していたベニズワイガニの甲羅が入手困難になりました。また、工場の稼働停止により、甲羅の洗浄等の作業も回らなくなり、このままでは商品が出荷できないという危機に見舞われました。

そこで思いついたのが、甲羅の形をした可食トレーです。プラスチック容器も考えたものの、会社としてSDGsを本格的に意識し始めた時期だったこともあり、捨てられる包装資材ではなく食べられる容器にしたらエコにもつながるし、何より面白いと考えました。小麦粉を原料とし、香りづけに伊勢海老のペーストを混ぜ込むなど、風味にもこだわりました。そして、この可食トレーを活かした商品「器ごと食べるかにグラタン」が誕生しました。

第2弾として、より青森県らしさを打ち出した「器ごと食べるほたてグラタン」も発売しており、空港や道の駅、青森県フェアなどで人気を集めています。

取組・活動

可食トレーを採用したことで、まず、これまで捨てていた甲羅や殻がなくなり、廃棄物が削減されました。また、漁獲量に左右されることもないので、安定した供給が可能となりました。さらに、食用のため軽減税率適用となったことや、常温保存で管理が容易になったこと、甲羅の洗浄や選別等に要する人件費の削減などによる大幅なコスト削減にもつながりました。

可食トレーの利点は他にもあります。甲羅と違ってトゲがないので、どなたでも安心して手で持って食べていただけるため、保育園や学校給食、老人ホームからのお問い合わせを非常に多くいただいています。また、取引先からは「トレーだけ買いたい」「こんなバージョンも作ってほしい」といった要望も上がっています。同業者の注目度も高く、まだまだ可能性を秘めた商品だと思っています。

大切なのは、自社の取組が周りにとっても良い結果につながっていくこと。様々なニーズを聞きながら、地域や水産業界に貢献できる商品を作っていきたいと考えています。

代表取締役 河村 隆衛 氏
(左から)ほたて貝型トレー、カニ甲羅型トレー、カニの甲羅
「器ごと食べるかにグラタン」製造の様子

事業者情報

事業者名 宝成食品株式会社
所在地等 八戸市新湊一丁目13番4号
TEL:0178-20-0521
業種 製造業
ホームページ

https://hoseifoods.com/